はなびらは雪
口に出したら罪になること
甘美な秘密で腹を下した
ぼくはきみをたべてしまうかも、
あの春から君に照れていた
お雛様の裾をひく
ラベンダーのお線香
そんな勇気をしらない
夜に紛れなければならない
恋愛の黄金比
まっとうに生きているつもり
うつりぎは雑食
「君は夜桜が好きだった」
震える手は寒さ以外で赤くなってたね
初心な産声
エピローグを与える
不純に君と交わりたい
朝まで何も言わないでいて
曖昧を大切にしてゆきたくないんだ
春をえぐる
さくらのなかはさくらいろ
あばたもえくぼ、こいはもうもく、たちのわるいじょーく
梅じゃダメだったの?
あなたの正しさに終点まで気づけなかった
愛情のなんと無能なことでしょう!
マゼンタ混ぜた
おおかみさんに送ってほしいな
骨の髄までかじってね
人間の風下にだっていたくない!
畜生の悪態は
私は自ら負けるものに負ける
I lose those who lose themselves
太陽に寄り添えればいいのに
カインダーサンダー
蜜だけ吸って生きてる
ツツジのディナー
21世紀のイカロス
天使が嘘をつくならば
一人で幸せになりたかった。
おだやかな悪魔
お前の瞳は充足に似ている
燃え尽きてから言いなさい
五月の空は緑
つばさがとろとろ
かわいそうなかわいそうなある晩
「あの雲とってよおねえちゃん」
天使の乱獲
ずっと言えなかったこと今日も言えなかった。
悪気の無い善意め死んでしまえ!
そうして星が怖くなる
見下げ果てたげす野郎が好き
タートル・コーラ
恋がかすれるなんて知らなかった
青春のにおい
バカだな自分で決めたくせに
生まれた時からやさしいくせに
一字一句を口にだしてよ
とべないかみさまがよかった
太陽みたいにハグして
あなたを鍛える雷になりたい
地を這うものがいる
愛は女のもの、恋は男のもの
鶏は夜死ぬ
そこで泣けたら惚れちまう