そんなにつらそうな顔で君が笑おうとするから
黒インクが滲む
プリーズタッチミー
ジャラジャラに束縛
傷をなめてくれる人が好き
アンダーザムーン
心臓をあばいてあいして
百回君に殺されても、百回君に恋をする
こおりのうえではだし
俺の舌がオレンジ色で、あの言葉をささやけるのか?
ニュー・スペーパー氏との朝の対談
この傷口の美しさに
親指の露草
夕陽に焼かれて死にたいと思ったことが少なくとも二十回はある
二秒後にふさがる切り傷と
じゅくじゅくの腐乱臭が友達
君と一緒に死ねるのかな、
金色モールで首吊り
白いものを見ると骨しか思いつかない
俺の死に顔は醜いかい
フォークで刺していいのは君だけ
数十倍低い体温
君は絶対に埋めてくれるだろう
感覚をすべて繋げたいのに
生きる、とは死にたくないという思いから
青白い曇り空の下
世界の色は君だけに集中している
きみにいわれたのにできないことなんてないさ
表情筋の凍結
悪戯に傷つけるのにも許可が必要
善悪入り混じった手術室
手を引かれたのも、心惹かれたのも本当
純銀の心臓がほしい
この依存が世界の終末の形
疑問符のない夏
アザレアより君を愛してる
肉塊の鼓動を感じて生きているよ
生きたいと思ったのは君に会えたからだ
死にたくないと感じれない俺を笑いますか
呼吸のできなくなった喉も好き
クッキーみたい
立ち止まっちゃうとせつない
一億人が君を愛したって僕の気持ちはどうにもならないさ
満月が近いから気が立ってるんだ
自分なんて、顔も見たくない
その灰色の瞳を舐めてもいいかい?
無感動に結婚式
倒れこんだのが君なら僕はなんだって
優しく泣いてくれ
救われたのは僕も同じだよ
太陽なんかなくたって会うのは必然だったじゃないか
狭い世界に君と廃墟
アフター・イーティング・アッシュ
表情のスペアはあるんだ
用心してよ。君はみんなのお菓子みたいなものなんだから!
僕のいない世界はなんて感動的に美しいんだろうって
せつなく撃ち殺した
病むほどの愛しみをあげる
どこまでも君の生を望むから、急かないでいいよ。
モノクロ・チルドレン
愛する人を噛むことのどこが罪に当たるのか
殻のビンを持っておいで
望みはもう見つかりはしないでしょう
そうすると満たされるなら
君のための憐れな救世主だ
とっても叶しい
裂けた僕の皮膚が痛いと君は言う
知っている人がいるんだから君は確かに優しいんだ
「1mmだって間に入ってほしくないよ」
薬指には気をつけて
360度まわって、君のことが好きになる
飯事で終わりにしたくないのに
狼の拾い子
あの場所ですべての人が君を愛している
ペンキと結婚して
選べるのはいつだって僕じゃない
それにしても鎖はいつからか黄色い瞳孔から