そうねえ神様。できればもう少し何も知らないいきものでいたかったわ
バブルチャイルド 無垢な者、滞る方、世界の底で
深海に波はない
寄せては引いて、好きだからここにいるの
お前の瞳は美しく、鳥鳴き花の種となる
「いつだって私のお父さんはたった一人なのだから」
毛皮の裾は白波
疑問符に疑問符
藍玉の天井が空から遮断する
あなたの血管を流れるその青はどんなにか深いことでしょう
さながら一匹の鹿のようだった
あの人がここにいないだけ。君は少し迷ってるだけ。
あなたのおそばにいつか灰色 隻腕で何を咲かせられるの?
真に俺が孤独だと言えば君はここまで落ちてきてくれるんだろ?
地獄には美しさが足りない
幸運は地に生えてていても人を救うのか
はいぼくのしらべ
この体は灼熱の氷でできている
かわいいかわいい恐れを知らない欲望の児子
夜の孤独は夜が埋めないと
すぐにきみは渦の中(渦中の人)
四十四海里先に花を!
ロマンスで構成される煩悩
さながら処刑場の王様ね
キミよりもっとわたしを愛すキミを愛してる
ぼくのぜんぶの老いた子 ますとのうえでかぜをよぶのはだあれ?
いいかい、幼気な兄弟
「怖がるといけないじゃないか」
この世でこれほど似てないなんてね。
(目の数だってあってない!)
虹のふもとで宝ばこをあけたから
あいしてたんだ、だからゐってくれ。頼むよ
もう随分と前からあなたはそばにいたね
当たり前に未来を語るな ただうとましい禁欲のため
はじめまして絶望
手が触れ合うには一分足りない
一回だってあの子らを守れたことなんてないよ
三十三年呼吸しないで
水瓶で奪い去って
フラミンゴミルクのこと
それはほんのり紅色の祈りだね
ブスの苦味 「存外まだまだお前のこと好きだわ」
お節介の赤面
じゅんけつをまもっていらっしゃる
只々同情のためだったのだ フォー・ホーンズ・フォーギブネス
神様だって許しがいるのか
まるで罪悪感があるような顔をするんだな
暗闇だから笑ってあげる
一度夜空を広げればもう公平にはなれない
つまりぼくらは片割れなのだ
この身の創造はあなたには無い
トカゲの片腕、白羽根の足、はいりこんだ瞳の星々
手を伸ばして、わたしをだいてよ
後悔を告白したら俺はお前を嫌いになれる。
「一番最初に嘘を発明したのはわたし、というものも嘘かも」
不公平にしあわせ
世界そのものがあなたの罪だろう
おろかに人を救った創造主!
どれだけ目を凝らしても見えないセレスティンできみはできているから
母さんと一緒だけどね
一等星の目の子供 「あなたを救えるのは俺だけだけれど、俺が救えるのもあなただけなんだ」
夜の中に浮かんでも
のどのおくまでまぐま
同じ言葉は喋っているのに
それは煌々ときらめく青い金紅石の約束なのでした
左目にちかちか
まるで何百のさざめきが愛を忘れてるみたい
目だって、耳だって、口だって、あなたの代わりになりましょう?
You are feedable.
とろけそうな孤独を知っている
だって君が運命の人なら私を愛してくれるじゃない
星々を吐きだしながら、嫉妬のまま食べるたべるたべる
(空の胃を満たせるものはとっくにあったのです)
恋人たちのとなりに赤い糸を置いておいて
天動説でぐるりと一周、俺はふやけたまま枯れる
永遠のカニバリズムをあげる
私はあなたの煉獄に居た
お前の心臓は太陽のかたち
黄金を産んだの
まずは僕のやすらかで眠らせてあげよう 私の血はあなたの。
しっけたベイクドチーズケーキ
星がほほについている
ねぎらいで編まれてる
ダイアモンドオナニー
復讐祝言
眠りにつくのはずりずりと
鼻の穴が憎い
いい夢見せたいのに