はるか昔、この世界がまだ形すらなしていないころ、
六億二万と八の系譜もつもれば
深層どろどろ
最初はこれだけで生きていけるとおもったものだけれど
よごれたせかいは海のこどものゆめをみるか?
Tiptoeing War
なみだを流せば潤うからさ
あのひととはじめの星をわけあった
そうお前はいつまでも無垢なまま。いつまでも単純に泣き続けるのです。
嵐をしずめるために地上は恵みを手放す
籠の格子を見ないよう、俺は深く深く!
あなたそれは、それは違うわ。
 愛されるやつは嫌いだ
 波を、ゆする。波であろうとするため。
 食べられるほどの寵愛をくれたよ
 底に座る其処
 例外はなく等しく、考えることもできないのに
 はみ出している海に光はとどかない

 そばにいないじゃない
 レモンイエローのしゃっくり
 吐き出した泡がスペクトラム
 ちいさい雨の兆し
 がらがらの展覧会でもこどもたちは笑うの
 浮かない顔は泳げない
 ワイリー・ファザー・コンプレックス

世界の深海はてめえを救うところじゃねえよ
「私を与えないわけがないでしょう。愛しくもなしに」
どうしても間違える神様たち
ぼこぼこ・ぶく
海面色の睫毛で無垢を吐く
どうか子らにはみせないで
善き悪を目指したこと
これだけされて助けを求めるなんてナンセンスもほどほどに
おとなのこころでくうきをすった。
幸せだからこその嘘だ。
さようなら、うそつき夜泣き鳥
その少女だけは海に還れる
被造物ではないもの
わたしとあなたの愛故捏造猿芝居
足跡を見つけた、と。
二人がかりで世界の三分の二
黙っておいてよ!
お互いがお互いしか知らなかったからね
大地はきみの金色を容どる
鼓膜が揺れないんだ
美しいだろう人とてのひらを合わせて
「足元を見ると思い出すなら、天に昇ればいい」
ひとつ、空を映す甲羅
ふたつ、首筋にあてられた四つの目
みっつ、いつまでも暖炉のそばでくるくると
欲望の地獄
僕の黒曜石の歯も知らぬでしょう
わたしが牙をむくとき、
無垢と呼ばれる幼子が涙をこぼすいわれなど無いはず
首から上だけ飛べるんだ
I like the rainbow going after you.
患うあなた!三十三年後にまた会いましょう!
右側は時を止める方角なんだよ
あおいあおい1等星、片方の夜をもらってしまったのね
僕の一角にかけて約束をしました
目の中に星があるのです