六億二万と八の系譜もつもれば
深層どろどろ
最初はこれだけで生きていけるとおもったものだけれど
よごれたせかいは海のこどものゆめをみるか?
Tiptoeing War
なみだを流せば潤うからさ
あのひととはじめの星をわけあった
そうお前はいつまでも無垢なまま。いつまでも単純に泣き続けるのです。
嵐をしずめるために地上は恵みを手放す
籠の格子を見ないよう、俺は深く深く!
あなたそれは、それは違うわ。
あ 愛されるやつは嫌いだ
な 波を、ゆする。波であろうとするため。
た 食べられるほどの寵愛をくれたよ
そ 底に座る其処
れ 例外はなく等しく、考えることもできないのに
は はみ出している海に光はとどかない
、
そ そばにいないじゃない
れ レモンイエローのしゃっくり
は 吐き出した泡がスペクトラム
ち ちいさい雨の兆し
が がらがらの展覧会でもこどもたちは笑うの
う 浮かない顔は泳げない
わ ワイリー・ファザー・コンプレックス
。
世界の深海はてめえを救うところじゃねえよ
「私を与えないわけがないでしょう。愛しくもなしに」
どうしても間違える神様たち
ぼこぼこ・ぶく
海面色の睫毛で無垢を吐く
どうか子らにはみせないで
善き悪を目指したこと
これだけされて助けを求めるなんてナンセンスもほどほどに
おとなのこころでくうきをすった。
幸せだからこその嘘だ。
さようなら、うそつき夜泣き鳥
その少女だけは海に還れる
被造物ではないもの