黄色ブドウ球菌の夢をみたの
骨になるまで抱きしめておいて
ぐるり足下のナイフの話
茶色いイリス
キレイなものだけじゃわらえるけど、ホンモノだけじゃ生きれないよ
あんたは叫び声じゃない
そうだ、禁欲のカーテンの裏でお前を見ていた。
満たされないこの身の青灰色
甚だしく花々におどる歯並びのはなぶさ
さよならアガペー

見渡す限り私たちだけになればいい
目を閉じて一人、くしゃみをして一人、恋をして一人
望むままにラベンダーの香りの空をみれますように
かたすみでいつも溺れています
悲しみ笑いの輪郭
(あんなに出会えなかったものは星屑の散らない夜空)
残り香で首吊り
パラダイス・イリタビリティを飼っている
「慰すらないよ、慰すられたくもないもの。」
色を忘れられると人は死ぬから

奥奥奥そのまた奥に
夜になった青春は甘い影を落とす
私利私欲まみれの天使
これが火照りだなんて
白光の流星群は両手の中
声を出す間もなくごくあっさりと、夏に降られた私はフラれたのでした。
後に祟らせやしないわ
二十三回目のシュミレーションでまだはたけない
女の子はいつだって二十重におセンチなの
背骨の渦にのる不純物
まるで蝉の間奏みたいにあなたが喋るから、
爪の先までひがみと妬みと浅ましさと!
ストローを噛みつぶす癖、治したら?
孕み人形
声ってドライアイスみたいに溶けるのね

おまえはコンビニ弁当が嫌いって知ってるさ
シランプリチャイルド
永遠って造るのは簡単だよ
私、ホットケーキにはシュガー
青色の手と足をまずは確認しよう
手も握ったかにぎらないかの二人であったのだ
胎内には今までの夕焼け全部
いつかどこかではこんな簡単に泣けやしない
熱帯雨林で大人ぶってよ
ずっとすり減らして息ていきたい

サンタさん、のどぼとけが欲しい
けれどたしかに死んだのは彼女だけ
(だれが何をやろうとどんな風に行おうと)
のどごしもさわやかな悲恋
離れるときは片足だけだと誓おう