纏いしおわりは未だ来ぬ
ストライパー・ゼブラ
一つぽっちの宇宙を内に、真珠は
すべての罪を今ここで赤いイチゴにでも変えよう
ラヴァーズ・ラヴァーズ・アース
繰り返すそれを人は呼ぶ
お前も俺もいつかは安らいだ眠りを迎えるということ
何故ってそこにあなたがいるから
つながる一貫した不変に恒常
「AからZまで二十とむっつののキスを送る」
清算が終わったから後ろめたさは蒸発してくれるのかと言えば、
(ちりちりと浸食してくる癖によくもそんな)
はいつくばってまで垂らした糸だというのに、あなたは!
小なり大なり救いがちらついてもよいとは思うのです。
ひとつ歯を鳴らすごとにひとつよろいが剥がれていく
傲慢ではありません
その大きな黒いちょうちょうは吟味する暇もなく僕の視界の左から西へとひらりひらり舞って行った。
方法って言われても、適当に
タイムトンネル・トレイン
その先にあるのは変わらずただの未来だという
わき腹に咲きい出る花火ひらり
右目奥でぼたんが散る
西の大広間で女が叫んだ
世界に自覚がなければ流れは止まらないのでしょう
ガラスを隔てず、にじむ
君と同じ生き物に成れたことそれだけで
「つかれた」とぼやいては一向に立ち止まらない君が好き
身長に直したら四メートルは超えるさ
(正しいことを言ってるのは誰しも)
いちじくにんじんさんしょうのすえひろがり!
このおろかな私は二度死んだ
たった一人の人、冷たい私を抱いた人、私に石をくくりつけカササギの橋から落とした人
冷えた床の上で七夕の夜を知る
愚かにも青年は傍観者を夢見たと
「むずかしい言葉を使ったらきっと君にはつたわらない」
僕の足元から埋まる。鈴虫。
あとはずうっとふたりで、死ぬまで一緒
傷つかずに生きれる珍奇
羽はあげる、ふりかえらないで、とべない私を見ないでおくんなさい
数えられる限り長くあなたを思い出す
朱に染まれ、四万の目と世界
僕を見捨てても炎にとびこむことは惜しいと思ってるよ
どんなふうに君はあれを愛するの?
「五つ数えて、俺の初」
醜さと美しさは比例する
歯がゆいほど慈悲に忠実であられて欲しい
The florists’daisy said.
信じることだけはやめられないあんたは馬鹿だな
春という名の水をうけてる
いつからか何万回とくりかえす切腹に憐れみを