たしかなものをみるとふあんでしかたないの
あ、あの人に背負わせたこと謝らなきゃ
黄身をすする
きれいだよって教えてあげればよかった。
紫贔屓
「親友だろ」
絶対見なきゃいけない映画を、あなたと
心震わす夜の底
カフェラテカセット
青いインクは栄華の残り
君の祈りが浸み込めば
レディー・グラタン
向こう見ずに私をころしたね
あやめもしらなかった
再来年を語る
若い夢の中いたころに会いたかったわ
三々九度火傷
「散々功徳をつんだのに」
か弱い君を叱咤する愛しい君よ
春の波なら許してくれるか
悲しみのカラベラ
好きな色は朝焼け
オフコース、あなたのしっているとおり
仮名でかいたら美しいもの
栄光の巡礼
お前の瞳の奥の炎が俺を焦がすのだ
1グラムも減らないで
あわれあわれといいながら
どんな東京だって美しかった
黄色い花の見る夢は
美人プラス
お前じゃなければ駄目だってことがこんなにもかなしい
とてもいけない終わりかた
弱みは漬け込んでごはんのおかず
膣のジュエリー
ステップを踏むには疲れすぎてしまった
ラミネートすれば永遠
地球儀を愛でる
あのきらめきのために魚の腹は白くなる
みずかねがなにより嫌い
美貌細胞
「わたしはわたしで神様になるね」
ジャングルをナイフで
なぜ今になっておっしゃってしまったの
いつか五日と約しては
ヴェネツィアのきらめきを知ってしまった
ああ、マグロの目よ。
なおかぐわしい水の芳香
「あなたがなんであっても、誰であってもいいから、けしてあなたが傷つかないで」
これからゆくのは神の国
白骨登山
暴君をはじめて許したのはいったい誰であったろう。